BMWに興味があるのですが、維持費はどれくらいかかるのでしょうか?
こういった疑問に答えます。
- BMWの維持費はどのようなものがかかるのか
- 定期的な維持費と故障時の費用とは
BMWなどのドイツ車は高性能かつデザインも良く、憧れる方が多いのではないでしょうか。
ただ、憧れはあっても、維持費が気になり購入に二の足を踏む方も多いですよね。
私も同じように考えていました。
ですが、きちんと調べたところ、維持費をきちんと把握しておけばそこまで怖いものではないことがわかりました。
本記事では、そんなBMWの維持費について解説していきます。
この記事を読むことで、BMWの維持費が実は国産車とそこまで大きく変わらないということがわかります。
なお、BMWの中古車を検討している方は下記の記事もチェックしてみてください。
BMWの維持費についての全体概要
BMWの車を維持するには、以下の4つの維持費がかかるといわれています。
- 車両価格
- 初期費用
- ランニングコスト
- 定期的なメンテナンス費用
国産車と比較するとやはりお金がかかる可能性が高いです。
よって、高級車ブランドであるBMWの維持は、それなりの財務計画が必要とされており、中古車と新車ではかかる経費にも違いがあります。
ここでは、所有者が知っておくべき維持費の内訳について詳しく解説していきます。
車両価格と初期費用
新車でBMWを購入する際は、車両価格だけでなく、諸費用や追加オプションを考慮に入れる必要があります。
これらには取得税や自動車税、保険料、オプション費用が含まれ、購入方法によってはローン利息やリース料も加わります。
なお、基本車両価格以外の初期費用は国産車と変わらないか安いくらいです。
オプションを大量につける必要がないことやディーラーローンでも低金利なためです。
ローンを組む場合は月々の返済額も将来の維持費計画に影響を及ぼしてくることを心得ておくべきです。
BMW各モデルの価格帯
BMWはエントリーモデルの1シリーズから高級セダンの7シリーズ、スポーツカーのZシリーズに至るまで、幅広い車種をラインナップしています。
価格はモデルによって大きく異なり、数百万円台から数千万円台までの幅があり、更に装備やパッケージによる差額も生じます。
値下げがあるため、新型車の価格は一律に設定されているわけではなく、販売店や販売時期によっても変動があるため、購入時には見積もりを取得することが重要です。
中古車市場では、購入時期や車の状態によって価格の変動はありますが、新車に比べて手頃な価格で入手できるのが魅力です。
登録税や取得税などの初期費用
BMWを購入する際には、価格の他にも多くの初期費用がかかります。
これには自動車取得税、重量税、自動車税(環境性能割を含む)、登録手数料などが含まれます。
自動車取得税は車両価格に応じて算出され、重量税は車の重量によって異なります。
環境性能割では、燃費が良くエコカー減税の対象となる車種は税額が軽減されることもあります。
これらの税金や手数料は地域や車種によっても異なるため、正しい金額は見積もりを取るのが手っ取り早いです。
BMWのオプション費用
新車でBMWを購入する際、個性を反映させたいというニーズから、オプションを選ぶことになります。
高品質なレザーシート、タイヤサイズ、mスポーツパッケージなどがあります。
オプション装備はモデルやスタイルによって選択肢が異なり、時には数十万円から数百万円の追加費用が発生することも。
見た目に留まらず、走りの性能向上に寄与するオプションを加えることで、運転の愉しさが増すとともに、最終的な車両価格にも大きく影響します。
BMWの保険料の目安
BMWを維持する際に不可欠なのが自動車保険です。
保険料は年齢や運転歴、居住地域、車種によって異なります。任意保険では、対人・対物賠償だけでなく、車両保険や人身傷害補償なども選択肢として加えられます。
BMWは修理費用が高額になることが多いため、保険も国産車同程度の車種より高め。
3シリーズ程度の一般的なBMWオーナーで、年間10万円程度の保険料(車両保険込み)が目安とされます。
ローンやリースによる維持費への影響
新車、中古車を問わずBMWの購入方法としてローンやリースが利用されます。
ローンを組む場合、毎月の支払い額に利息が上乗せされる形で総返済額が増加します。
一方、リースでは車両を所有せずに利用する分、月々の支払いは一定で抑えられますが、契約期間中は所有権が得られないというデメリットがあります。
使用目的や経済状況を考慮しつつ、各自に合った支払い方法を選ぶことが重要です。
長期に渡って愛用するならばローンでの購入が、短期間で乗り換えることを計画している場合はリースが有効と言えるでしょう。
もちろん現金一括に勝るものはありません。
定期的な維持費
自動車を所有する際には、車両の購入代金以外にも多くの維持費が必要になります。
- 税金
- 車検費用
- 日常的なメンテナンス費用
- ガソリン代
- タイヤ交換や消耗品のコスト
車を維持するための経済的な負担は小さくはありません。
年間の税金(自動車税・自動車重量税)
知っての通り年に一度、自動車税が課せられます。
この税額はエンジンの排気量によって異なり、大排気量の車ほど税率が高くなります。
BMWのプレミアムモデルである1シリーズや3シリーズは比較的小~中排気量のエンジンを搭載しているため、税金の負担はそこそこに抑えられます。
しかしながらX3などのSUVになると、排気量が大きくなるため税金も高額になりがちです。
加えて、自動車重量税も車検時に徴収され、重量が重い車ほど税額が上昇します。
結果的にXシリーズ系は維持費が高くなる傾向にあります。
車検にかかる費用
新車の場合は初回車検が3年後、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります。
ディーラーを使うと車検は以下の料金がかかります。
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 整備費用
- 代行手数料
BMWの中でも、高価格帯のモデルは、車検時の整備費用も高額になることが予想されます。
定期的なメンテナンスを怠らないことで、車検時の追加の整備費用を抑えるのは必須です。
定期的なメンテナンス費
車の性能を最適な状態に保つためには、エンジンオイルの交換、ブレーキパッドのチェック、バッテリーの状態確認など、定期的なメンテナンスが欠かせません。
これらのメンテナンスは運転の安全性を高めるだけでなく、故障を未然に防ぐ効果があります。
高性能な車種では、メンテナンス費用も高めですが、長期的に見ればきちんとしたメンテナンスが故障リスクの低減や乗り心地の保持に繋がります。
ガソリン代と燃費の関係
車を運転する上で避けて通れないのがガソリン代です。
燃費性能が良い車を選ぶことで、ランニングコストを抑えることができます。
1シリーズや2シリーズなどのコンパクトカーは、そのサイズとエンジン性能によって燃費の優れたモデルが多いですが、SUVモデルのX1やX3はサイズが大きく重量もあるため、燃費はやや劣ります。
長距離乗る方はディーゼルモデルを選ぶのがオススメです。
タイヤ交換や消耗品のコスト
タイヤは安全運転に直結する重要な部品であり、摩耗や劣化が進めば交換が必要になります。
特にBMWのような高性能車は、適切なグリップ力を発揮するために高品質なタイヤが求められ、価格も高めです。
ワイパーのゴムやバッテリーなどの消耗品も、性能の維持には欠かせないアイテムであり、これらの交換コストも維持費に含まれます。
Xシリーズなどの大型モデルでは、タイヤのサイズも大きいため、交換費用はさらに高くなる傾向にあります。
定期的な確認と交換が車の状態を良好に保ち、快適なドライブを支えるのです。
故障や事故時の費用
自動車のトラブルは突然起こり得ます。BMWなどの高級車を所有している際は、修理や交通事故後の復旧費用が特に気になるところです。
ここでは、BMWの修理費用相場、保険を使用した際の自己負担金、事故の維持費への影響、そして部品交換の費用と入手性について徹底的に検証します。
BMWの修理費用の相場
BMWはドイツを代表する高級自動車ブランドであり、その修理費用も相応に高額になりがちです。
一般の自動車修理店におけるオイル交換やタイヤ交換、ブレーキパッドの交換など定期的なメンテナンスの平均費用は数万円程度ですが、BMWではその数倍の費用がかかる場合が少なくありません。
エンジンやトランスミッションなどの重要な部品の修理、または交換が必要になった場合、修理費用は数十万円から数百万円となることも珍しくありません。
さらに、専門のディーラーや修理工場の利用が望ましく、これによって更に費用が跳ね上がることも考慮しなければなりません。
部品交換費用と部品の入手性
BMWの部品交換における費用は、部品の希少性や技術的要求により、標準的な自動車の部品より高くなる傾向があります。
特に輸入車であるため、純正部品の入手に時間がかかるケースがあり、その間に代車を利用する必要があるなどの追加費用が発生することがあります。
BMWのモデルや年式によっては製造が終了し、アフターマーケットの部品を使わざるを得ない場合もあります。
このような場合、品質や性能に影響が出ることもあり、修理を担当する技術者の選定にも注意が必要です。
部品の品質と価格、そして修理技術にはトレードオフの関係があるため、費用とサービスのバランスをよく考えることが大切です。
この記事のまとめ
BMWの維持費総括として、車両価格から初期費用、定期的な経費、予期せぬ出費に至るまで幅広い情報を提供しました。
所有するためには、各モデルの価格帯の把握に加え、登録税や保険料といった初期費用が必要です。
維持費には年間税金や車検に加え、メンテナンスや燃料代が含まれ、これらは運転スタイルや走行距離に左右されるでしょう。
故障や事故が発生した際の修理費用や保険の自己負担金は、さらなる経済的負担を強いる可能性があり、BMWオーナーとしてはそのリスクにも事前に備える必要があります。
総じて、BMWを所有し、快適に乗り続けるためには、これらの費用を綿密に計画し、賢く管理することが不可欠です。