BMWの4シリーズグランクーペは不人気車種ですか?
こういった疑問に答えます。
- 4シリーズグランクーペは不人気なのか
- 不人気=ねらい目である理由
- 4シリーズグランクーペの中古価格
特徴的なフロントフェイスが特徴(最新型)なのがBMW4シリーズグランクーペです。
新車であれば高額なのですが、中古となればそこそこ値落ちもしているので興味がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、4シリーズグランクーペについて、深堀して解説しています。
興味がある方はチェックしてみてください。
なお、BMWの中古車を検討している方は下記の記事もチェックしてみてください。
BMW4シリーズグランクーペは不人気なのか?
BMW4シリーズグランクーペはそのスタイリッシュなデザインで注目を集めていますが、市場での評判は必ずしも一様ではありません。
偶数シリーズということもあり、人気車種とはいえません。
どは、実際のところ、不人気とされる理由は何なのでしょうか。
本記事ではその原因を探りつつ、具体的な批評点を紐解いていきます。
セダン・クーペスタイルは不人気
BMWのセダンやクーペは従来から高い人気を誇ってきましたが、近年の4シリーズグランクーペの場合、従来のセダンやクーペに慣れ親しんだユーザーからの受けが今一つです。
その理由の一つは車体の大きさと重厚感にあり、従来のスリムなシルエットを好むお客様にはやや受け入れがたい側面があります。
スポーツカーのダイナミックさとは異なる、新しい試みとしてのセダン・クーペスタイルが受け入れられていない現状が見受けられます。
また、そもそもBMWといえど、人気はSUVに奪われつつあり、クーペフォルム好きは少数派です。
3シリーズと客層が被る
3シリーズが提案する価値と4シリーズグランクーペの求める市場が重複するケースも存在します。
両者ともにプレミアムセダンというポジションにありながら、3シリーズが持つ実績と信頼性、運転の楽しさを優先する層には4シリーズの魅力が伝わりにくいと言えます。
また、価格帯も近いため選択肢として3シリーズを選ぶユーザーが多く、4シリーズグランクーペが独自の地位を確立できていないという側面も否めません。
賛否両論のキドニーグリルデザイン
4シリーズグランクーペの最も議論を呼ぶ点は、新世代のキドニーグリルデザインでしょう。
BMWのアイコニックな象徴であるキドニーグリルは、新しい4シリーズで大胆な変更が加えられました。
一部の愛好家からは前衛的で斬新なデザインとして評価されていますが、保守的なファンからは受け入れがたい変更となっています。
デザインへの意見は分かれるところですが、この変更が一因となって、一部では不人気に繋がってしまっているのかもしれません。
クーペスタイルは使いにくい
また、4シリーズグランクーペはその名の通りクーペのスタイリッシュさを兼ね備えたボディですが、日常的な利便性においてはセダンに比べるといくつかの制約が見受けられます。
荷室の開口部が狭いため、大きな荷物の積み下ろしには不便を感じるユーザーもいるでしょう。
さらに、低いルーフラインがもたらす圧迫感は、車内の開放感を求める人々にはネガティブな印象を与えかねません。
この使いにくさが4シリーズグランクーペの不人気の理由の一つと考えられます。
不人気だからあえて狙うという選択肢も
自動車選びにおいて、一般の需要が少ない不人気なモデルを狙うという戦略は意外と利点が多いです。
市場のトレンドに流されない選択は、経済的にも個性的なスタイルを愉しむ上でも魅力的である。
新車なら在庫があれば値引きが期待できる
新車の場合、不人気車はディーラーにとって在庫を抱えるリスクが大きい。
そのため、売り手側が積極的に値引きを行ない、販売を促進しようとすることが多い。
購入者は少しでも安価に新車を手に入れるチャンスが広がる。
中古車なら値落ちが激しい
中古車市場での不人気車は一般に価格が下がりやすい。
需要が少ないために早期に販売するため、相場よりも低価格で出されることが珍しくない。
価格の安さを重視する購入者にとっては、優れた選択肢となり得る。
自分が気に入れば人気は関係ない
最終的には自動車を選ぶ際に大切なのは個人の好みである。
他人がどう評価しようと、自分が気に入った車に乗る喜びは変わらない。
不人気車でも自分にとっての価値があれば、それは正しい選択だと言えるだろう。
3シリーズの上位版だ、いい車なのは間違いない。
BMW4シリーズグランクーペの中古価格
BMW4シリーズグランクーペは、スポーティさと実用性を兼ね備えたモデルで、新車市場だけでなく、中古車市場においても高い人気を誇っています。
ここでは、4シリーズグランクーペの中古価格について、先代モデルと現行モデルに分けて解説いたします。
先代モデル
2014年から2020年にかけて製造された先代モデルは、現在中古車市場に多数出回っており、その価格帯は108万円から740万円となっています。
初代4シリーズとして登場したこのモデルは、流麗なクーペラインを保ちながらも4ドアの利便性を失わない設計で、多くのユーザーから評価を受けました。
走行性能の高さと高級感ある内装は、中古車としても根強い人気を保っています。
現行モデル
2021年にフルモデルチェンジを受けた現行モデルでは、さらなるデザインの洗練と最新技術の導入が見られます。
中古車市場でも注目されており、価格は404万円から834万円の幅で取引されています。ダイナミックなフロントフェイスや、最新の運転支援システム、コネクティビティ機能が搭載された最新型は、現役で人気のあるモデルとして、多くのドライバーに選ばれているのです。
アグレッシブなデザインが特徴のこの現行モデルは、新世代の車としての地位を確立しつつあります。
本記事のまとめ
BMW4シリーズグランクーペに関する一連の情報を解説しましたが、結局のところ、自動車の選択は個人の好みに大きく左右されるものです。
セダンやクーペスタイルが一部で不評を買うことや、キドニーグリルデザインについて賛否が分かれる点、3シリーズとの市場での競合など、このクルマには特徴的な側面があります。
しかし、不人気ゆえの在庫過多や値下げ、中古価格の下落は、購入を考える際の大きなメリットとなり得ます。
愛車として長く付き合うことを考えれば、流行に左右されることなく、自分が気に入った車を選ぶことが最良の選択です。
先代モデルと現行モデルの価格帯にも注目して、賢い車選びを行いましょう。