BMW2シリーズグランクーぺはなぜ安い?理由を解説

悩める人

BMWに乗ってみたいです。
2シリーズグランクーペが価格・サイズ的に丁度いいと思うのですが、実際どうでしょうか?

こういった疑問に答えます。

この記事の内容
  • 2シリーズグランクーペはなぜ安いのか
  • 人気がないから安いのか?
  • 2シリーズグランクーペはいくらで買える?

BMWと言えば3シリーズですが、よく見てみると結構サイズが大きく、もう一回りくらい小さいものが良いという方も多いのではないでしょうか。

そこで一つ候補になるのが2シリーズグランクーペですが、新車・中古価格ともに安価で少し心配になりますよね。

2シリーズグランクーペが安価なのは理由があります。

この記事では2シリーズグランクーペについて、深堀して解説していきます。

なお、BMWの中古車を検討している方は下記の記事もチェックしてみてください。

目次

BMW2シリーズグランクーペはなぜ安いのか?理由を解説

BMWの定番といえば、3シリーズがあがりますが、入門車といえば1シリーズや2シリーズになります。

高級車のイメージがあるBMWも入門の1シリーズや2シリーズは比較的リーズナブルな価格になっています。

特に2シリーズグランクーぺは3シリーズと変わらないサイズ感を持ちながらも安価とコスパと利便性に優れています。

本記事では、なぜ安価なのか?という点について深掘りしていきます。

入門車なので新車価格から抑えめ

BMW2シリーズグランクーペは、ブランド内での位置付けとしてエントリーモデルにあたる車種です。

これは初めてBMWを購入するお客様にとっては特に魅力的なポイントでしょう。

特に218i グラン クーペ Playの新車価格は490万円と、プレミアムブランドでありながら手が届きやすい価格帯に設定されています。

BMWとしては、より多くの顧客層にブランドを体験していただくために、利益率をある程度抑え、低めの価格設定を選択しているのです。

単純に人気が低いので中古価格も抑え気味

また、BMW2シリーズグランクーペの中古車市場における価格も理由の一つです。

各グレードの中古車価格を見ると、218iは222万円から368万円、M235i xDriveグランクーペでは299万円から602万円というデータがあります。

これは、中古車市場においても比較的買い求めやすい価格帯にあることを意味しています。

市場での需要と供給のバランスが、中古価格に反映されており、他の人気の高いBMWシリーズに比べ、相対的に人気が低いことが中古価格にも影響を及ぼしています。

ファミリー層や若者向けにデザインされた2シリーズグランクーペは、フラッグシップモデルやスポーツモデルほどの注目を集めにくいため、市場でもお得な価格で取引される傾向にあります。

BMW2シリーズグランクーペはなぜ人気がないのか

BMW2シリーズグランクーペには、複数のモデルがラインナップされています。

エントリーモデルの「218i グラン クーペ Play」からスポーティな「M235i xDrive グラン クーペ」まで、さまざまなニーズを満たすべく展開されています。

2023年4月10日にはこれらすべてのグレードがマイナーチェンジを果たし、新車価格や若干のスペックに変更が加えられました。

しかし、なぜか2シリーズグランクーペの人気は高まらず、市場の反応は鈍いままです。その理由に迫るべく、複数の要因を検討してみましょう。

BMWだけどFFというネガ

BMWといえば、FR(後輪駆動)が伝統であり、その走行性能が高く評価されてきました。

しかし、2シリーズグランクーペの場合、基本的な駆動方式はFF(前輪駆動)です。

BMWのパフォーマンス指向のファンからは、このFFという点に対する否定的な意見も聞かれます。

BMWのブランドイメージとは異なる駆動方式を採用しているため、これが人気不足の一因と見られています。

クーペスタイルは人を選ぶ

クーペスタイルの車は、そのスタイリッシュな外観から一部のファンには根強い人気がありますが、実用性を重視するユーザーにとっては不便な面も多く、人を選ぶデザインです。

2シリーズグランクーペは全長が約4,540mm、全幅が1,800mmとコンパクトながらもクーペラインを追求する設計となっており、日常使いの使い勝手や後席の乗り心地に疑問を抱くユーザーも少なくないようです。

すぐ上に3シリーズがある

BMWのラインナップでは、2シリーズグランクーペよりもわずかに上の位置づけに3シリーズが存在します。

価格面でも高価ではありますが、やはり「3シリーズ」というブランド力と、より一層洗練された走行性能、豊かな居住性を求めるユーザーが多いため、2シリーズグランクーペに流れるであろう潜在的な顧客を3シリーズが吸収してしまっている状況があります。

車内も広くはない

2シリーズグランクーペの車内スペースに対しても、特に後席の居住空間の狭さや、クーペ特有の頭上空間の限られた設計がネックになっているようです。

また、トランクの容量も同クラスの他車種と比べて十分とは言い難く、ファミリーユースや長距離ドライブへの使用を考えると、この点が購入の決め手から外される要因となり得ます。

そのため、機能性や快適性を求める層からは敬遠されがちで、人気が出るには至っていないのです。

実際に2シリーズグランクーペはいくらくらいで買えるのか

2シリーズグランクーペの新車価格

BMWの2シリーズグランクーペは、2023年4月のマイナーチェンジにより、値段が改定されました。

最も手頃な218iグランクーペPlayの新車価格は490万円からとなっています。

一方で、ディーゼル版の218dグランクーペPlayは526万円、ガソリン仕様の218iグランクーペM Sportも同じく526万円で提供されています。

もう少し高価な218dグランクーペM Sportは556万円で、最高性能モデルのM235i xDrive グランクーペは708万円となっており、パフォーマンス志向の方に適した選択と言えるでしょう。

2シリーズグランクーペの中古価格

BMW 2シリーズグランクーペを中古市場で探す場合、幅広い価格帯での選択が可能です。

218iグランクーペPlayの中古車は、222万円から368万円の範囲で取引されており、218dグランクーペPlayは285万円から499万円です。

スポーティな218iグランクーペM Sportの中古価格は235万円から418万円、218dグランクーペM Sportは272万円から398万円となっています。

最上位のM235i xDrive グランクーペは、中古でも299万円から602万円と比較的高価であり、新車同様に高い人気を誇ります。

これらの車両は一般的に良好な状態が多く、新車と中古車との間でバランスの良い選択肢を提供しています。

2シリーズグランクーペを実際に買いました

購入の経緯

3シリーズ目的で探していましたが、掘り出し物を発見したので、2シリーズグランクーペを選択しました。

実際に買って満足度は?

満足度は高いです。

国産車からの乗り換えだったため、車のインテリアエクステリアの質から走りまで違いがはっきりしていて満足です。

しいていうのであれば、3シリーズの方が良かったかな?と思う時はあります。

しかし、3シリーズもマイナーチェンジを控えていた頃でしたから、どっちを買っても思うところはあったのかなと。

ちなみに、後部座席は狭めです。

大きな子供が乗るなら不評間違いなしなのでご注意を。

1シリーズ・2シリーズは全般中古価格が安い?

BMWの1シリーズと2シリーズは、コンパクトクラスの代表的なモデルとして知られています。

新車価格も比較的手が届きやすい範囲にあり、そのためか中古市場においても手頃な価格で流通している傾向にあります。

1シリーズ と2シリーズグランクーペは2024年後半から2025年にかけてモデルチェンジが予定されているこれらのシリーズは、現行モデルがより手頃になる可能性が高く、消費者にとっては魅力的な選択肢となっています。

1シリーズの新車価格と中古価格

新型1シリーズの価格範囲は、新車が398万円から690万円、中古では189万円から578万円と幅広い価格帯で取引されています。

最新のマイナーチェンジを経たモデルは、駆動システムがFFであり、燃費性能に優れ、車内も5人乗りとなっており、実用性の観点からも高評価を得ています。

特に118i Playや118d Playは、新車で466万円、496万円となりながらも、中古では相場が189万円から509万円と比較的リーズナブルな価格で手に入ります。

2シリーズアクティブツアラーの新車価格と中古価格

2シリーズアクティブツアラーは、ファミリーユーザー向けに空間を重視したモデル展開をしており、新車価格は418万円から540万円です。

中古車の価格も、301万円から599万円と、新車に比べて手頃な価格で販売されており、特に218i Active Tourer M Sportや218d Active Tourer M Sportなどの上位グレードも中古市場ではお買い得感があります。

2シリーズクーペは別物

一方で、2シリーズクーペは、その名の通り2ドアのスポーティな造形が特徴であり、価格帯も一段と高く設定されています。

新車では508万円から790万円となっており、中古車市場でもそれを反映して413万円から721万円の間で取引されており、高いパフォーマンスを求めるユーザーにとっては他のモデルとは一線を画す存在となっています。

特にトップグレードであるM240i xDriveは最高出力306psを誇り、ドライビングの楽しさを追求するドライバーには理想的な一台です。

おなじ2シリーズですが、FRベースですので、別物です。

どちらかというと3シリーズ寄りなのがこの車種です。

まとめ BMW2シリーズグランクーペはコスパの優等生

BMW2シリーズグランクーペが比較的安価に設定されているのは、ブランドの入門モデルとしての位置づけや、FFレイアウトに対する賛否両論、特有のスタイリング、及び上位モデルへのプレッシャーなど、いくつかの要因に起因しています。

結果として中古車市場においても抑えめの価格帯で取引される傾向にあります。

しかし、その価格帯でBMWの洗練されたクーペを手に入れることができるのは魅力的なポイントです。

他のエントリーモデルである1シリーズや、実用性を備えた2シリーズアクティブツアラーも同様にお買い得な価格で提供されており、2シリーズクーペのように独自の特長を持つモデルとは一線を画しています。

著者は実際に2シリーズグランクーペを購入し、使い勝手やコストパフォーマンスを体験した結果、買って満足しています。

エントリーモデルでありながら、BMWとしての品質と満足感を手に入れたい方には、選択肢として十分に魅力的でしょう。

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