BMWの新古車が安いと聞きましたが、どこで買えるのでしょうか。
こういった疑問に答えます。
- BMWの新古車はどこで買えるのか
- この記事での新古車の定義
- 新古車のメリットとデメリット
- 新古車の探し方
BMWなど輸入車は新古車狙えば安く購入することができます。
100万以上安くなっていることもざらですので、車種によっては庶民にも手が届く価格帯になることも。
このようにメリットは大きいので、気にならない方は狙っていきたいですよね。
そこで、この記事ではBMWの新古車の探し方・良いところや悪いとこ含め紹介していきます。
現在私も実際にBMWの新古車に乗っていますので、経験者の感想としてみていただければ。
車選びの参考になれば幸いです。
なお、BMWの中古車を検討している方は下記の記事もチェックしてみてください。
BMWの新古車(登録済み未使用車)はどこで買えるのか
BMWの新古車(登録済未使用車・未登録車)は
- BMWディーラー
- 中古車専門店
で購入することができます。
なお、実際9割以上はBMWディーラーで保有していることや以後のメンテナンスを考えると実質はBMWディーラー一択と考えていいでしょう。
ところで、『新古車』という表現ですが、厳密には使ってはいけない言葉になっています。
『新古車』はほぼ走っていない新車同然の車を指す言葉でしたが、現在の表現から解説していきます。
『新古車』を探す際には必須の知識になりますので、チェックしてみてください。
そもそも新古車って何?
新古車という言葉は我々ユーザーでもメジャーな言葉ですが、現在販売業者の方々は使ってはいけない言葉となっています。
理由ですが、新古車をうたう悪質な販売が増えたためです。
そのため、現在は自動車公正取引委員会により、消費者に誤解を与える言葉として、「新古車」という言葉は使用を禁止されています。
よって現在は以下の3つに分類されています。
- 『未登録車』
- 『登録済未使用車』
- 『試乗車上がりなど』(厳密には違いますが…)
それぞれの特徴を紹介していきます。
未登録車
未登録車はナンバー未登録の車を指します。
未登録ですから、中身は新車です。
ディーラーが仕入れ、そのままになっている車ということですね。
未登録車の特徴としては旧モデルで年式も過去のものというのが一般的です。
なぜなら、未登録車が出回る仕組みとしては、モデルチェンジによって在庫となってしまうことが多くの原因だから。
そのため、モデルチェンジ直後には増える傾向があります。
また、新車で買ったユーザーがキャンセルした場合や展示車も未登録車となり売られることがあります。
ポイントは超低走行(走行距離20km程度)の車両になっていることです。
登録済未使用車
今は使われない新古車という言葉に一番近いのが登録済未使用車です。
登録済未使用車は陸運局に登録すらされているものの、所有者はディーラーになっており、中身は新車です。
ディーラーが仕入れ、ナンバー登録を行った車ということですね。
登録済未使用車が出回る仕組みとしては、ディーラーの販売台数作りのためです。
登録のみ行い、販売実績としてカウントしたあとで中古市場に流すわけです。
ディーラーは一定水準の販売ノルマをクリアすると、報奨金が出る仕組みになっているため登録済未使用車が少なからず出る仕組みになっています。
こちらも超低走行(走行距離20km程度)の車両になっています。
試乗車上がりなどの車
厳密には新古車とは言えませんが、近い部類なので押さえておきたいのが試乗車上がりの車。
ディーラーで試乗車として使われた車が中古市場に出回るパターンです。
試乗車ですから、人気のオプションが付いていて高年式低走行なのが特徴。
1000〜2000kmしか走っていない新車同然にもかかわらず、中古車価格で購入することができます。
未使用車のように新車と同じとはいきませんが、普通の中古車と比べると使用感は少ないでしょう。
新古車購入のメリット
新車購入と比べて新古車は多くの魅力があります。
利点には、コストパフォーマンスの高さや購入時の手続きの簡便さが挙げられますが、特筆すべきは経済的負担の軽減です。
新古車を選ぶ利点を詳細に解説し、その賢明な選択肢の検討をサポートします。
ほぼ新車なのに2~3割引で買える
新古車の大きな魅力の一つは、未走行orわずかな使用感がある程度、新車とほぼ変わらない状態であるにも関わらず、より低い価格で購入できる点です。
新車を購入する際にはディーラーやメーカーの定価が設定されていますが、新古車はショールームに展示されていたり、試乗車として数百キロメートルほど使われた後に販売されることが一般的です。
このため、新車と見比べても大きな変化が見られないにもかかわらず、価格が2~3割引となることが多いのです。
多少の走行距離が気にならない方にとっては、非常に経済的な選択といえます。
新車同様の保証が受けられる
新古車を購入した際には、多くの場合、新車と同様の保証が付帯されます。
これは製造メーカーや販売店が提供する保証期間内であれば、故障や不具合が生じた場合無料で修理を受けることができるからです。
新車購入時と変わらない内容の保証が受けられることで、消費者は余計な心配をせずに済みます。
また、保証期間の延長オプションを利用すれば、さらに安心して車を使うことが可能です。このため、新古車は初めて車を購入する人や、万が一の際も安心を重視する人に理想的な選択です。
納期で悩む必要がない
新車を注文する場合、製造から納車まで数ヶ月待つ必要があることがあります。
しかし、新古車ならすでに生産されており、店舗に在庫があるものをそのまま購入できるため、長い納期による待ち時間がないのが魅力です。
お気に入りの車種や仕様を素早く見つけることができると、すぐにでも乗り始めることができます。
特に、車が直ちに必要な場合や、今乗っている車の買い替えを急いでいる人にとっては、長時間待たされることなく希望の車に乗ることができるため、新古車は有益です。
税金が安い
新古車は未使用の新車と比べ、重量税などの税金が割安になります。
これは新車と中古車でかかる税金が違うからです。
つまり、購入時のみならず維持費の面でも経済的な負担が軽いのです。
したがって、購入時コストを抑えたいと考える人にとって、新古車は賢い選択となります。
故障のリスクが少ない
新古車は新車と比較しても走行距離が非常に少ないため、故障のリスクが低いことも大きなメリットです。
初期不良の可能性も少なく、新車が数年経過してから起こりうる機械的な問題にもあまり直面しません。
さらに、ディーラーによっては点検や整備を徹底的に行って販売しているので、中古車特有の不安を抱えることなく、安心して購入できます。
信頼性が高く安定した走りを求める人にとって、新古車は最適な解決策と言えるでしょう。
新古車購入のデメリット
新古車を購入する際にはいくつかの不利益を考慮する必要があります。
最初は新車と比べお手頃な価格が魅力的に映るかもしれませんが、後で後悔の原因となり得る事項も存在します。
選択肢が限られることや過去の使用歴に関する不透明感、車検期間の問題など、新古車の購入を検討する際には慎重な判断が求められます。
オプションは選べない
新古車の購入を考えたとき、新車のように多彩なオプションから選ぶ自由が削がれることがデメリットとして挙げられます。
たとえば、内装の色や装備、エンジンタイプなど、購入者の好みに合わせてカスタマイズすることできません。
また、特定のオプションが設定されているモデルを探す場合、希望に合致する車両が市場に出回っていないかもしれません。
これは新車ならばディーラーで希望通りに注文できるという利点とは対照的です。
購入者は用意された仕様の中から妥協点を見つけなければならず、完全に自分の理想に沿った車を手に入れる可能性が低くなるのです。
知らない人が乗った・触った車である
新古車はディーラーに展示されていたり、試乗車として一定期間使用していた車両です。
そのため、ディーラー以外の人が触ったり座ったりまたは走らせたりした歴はあります。
これらの使用歴は、微細な傷、シミとして表れることもあります。
試乗車上がりで、急加速等行う使い方をされていれば、見た目にはわからない部分で不具合を引き起こすことも懸念されます。
車検期間はフルではない
新車を購入した際には、車検の有効期間が新規に設定されますが、登録済未使用車の場合はそうはいきません。
すでに車検が進行中であり、その残り期間だけ受け継ぐことになります。
結果的に、新古車を手に入れた後に比較的早いタイミングで車検を受ける必要が出てくる可能性が高くなります。
これは、車検費用が予期せず早く発生することを意味し、初期のランニングコストが上昇することに繋がるかもしれません。
したがって、購入時には車検の残り期間を確認し、今後の維持費用を試算しておくことが肝要です。
車検時には追加で必要なメンテナンスが発生することもあるため、新古車の価格的な魅力が、実は長期的な視点で見るとそれほど大きなものではない可能性も忘れてはなりません。
新古車を実際に探す方法
実際に新古車を探す方法を紹介します。
難しくはないので、狙っている車がある方はチェックしてみてください。
カーセンサーなどでは検索できる
中古車選びの必須ツールとして定番のカーセンサーですが、新古車の検索ができます。
メーカーや車種を決めた後で、『絞り込み』を行う際に項目として『登録済未使用車』や『展示・試乗車』というのがあります。
どちらか一方のチェックをいれ再検索すると、新古車を抽出することができます。
高年次低走行車両はディーラー使用の可能性高し
上記の検索方法で全てをカバーできるとは限りません。
年式と走行距離で絞り込みを行い、高年次低走行車両をふるいにかけましょう。
検索時期にもよりますが、1年以内の年式で数千キロの走行距離であれば試乗車上がりの可能性があります。
もし走行距離が数十キロとなっていれば、登録済未使用車でしょう。
新古車が見つからないときは
検索しても新古車が見つからないときはどうしたらいいでしょうか。
結論としては待つしかないです。
新古車が増えるのは決算期
新古車(登録済未使用車)が増える時期があります。
4月・10月の決算期直後です。
なぜかというと、決算(半期決算)の際に販売実績のため売れ残りの新車を引き取り、新古車(登録済未使用車)とするからです。
そしてディーラーの中古部門で販売ということになります。
そのため、新古車が増えるのは4月・9月です。
なお、安く買うということであれば、決算期が当然安くなります。
決算期に売れ残っている新古車はかなりお買い得ということですね。
時間をかけて探すしかない
新古車狙いの中古車選びは運に左右されます。
最低限この車種でこのオプションというのを決めたらあとは待つしかないです。
ディーラーと交流があれば、入荷情報を教えてもらうこともできるかもしれません。
新古車を狙うのであれば、腰を据えて待つことが重要です。
まとめ
新古車は価格が新車よりも2~3割引であり、新車に近い保証や少ない税金、即納可能な点が魅力です。
一方で、オプションのカスタマイズが利きにくく、他人が触った車であることや車検期間が短いという側面も考慮する必要があります。
新古車は決算期直後に増える傾向があるため、そのタイミングを狙って探すのが良いでしょう。
希望に合う新古車を見つけるためには、根気よく探し続けることが重要です。
新古車を購入するには、たとえばカーセンサーなどの車両情報サイトが便利です。
新古車の購入を検討している方々はこれらの点を踏まえ、最適な選択をしてください。